【Chapter１】・・・2012.7.6 OA 横浜 みなとみらい。日々多くの人々が訪れるこの街には、裏の顔があった。それは、多くのスパイたちが暗躍し、情報を交換し合う、通称スパイ特区としての顔だった。 青野良介（瀬戸康史）は、昼間は中華食堂の片隅で占い師として働いているが、彼もまたこの街で暗躍するスパイの1人である。スパイになったとき、別人の顔を移植した青野は、実は幼馴染である行きつけのバーのバーテンダー、木元（牧田哲也）にも、素性を明かせずにいた。 ある日、青野が中華食堂で、食堂の娘の北川夏海（吉永淳）と話していると、友人のスパイである津島（小田篤）が動揺した様子で飛び込んでくる。 【Chapter２】・・・2012.7.13 OA 突然発生する虹や姿を消していくスパイなど、街で起こっている数々の異変について聞くため、青野は彼をスカウトし、スパイの世界へ引き入れた上司の桐野弥生（霧島れいか）に会う。 その頃夏海は、横須賀の大学に通う青年、幸村新一（碓井将大）に出会い、お互いにすぐに惹かれ合っていく。 【Chapter３】・・・2012.7.20 OA 夏海と新一はデートを重ね、絆を深めていく。一方、街のスパイたちを取り巻く状況はますます切迫し、世界の秩序にも影響を及ぼす事態に陥っていた。桐野は青野を呼び出し、「世界のバランスを回復するため」複数の標的の殺害を指示する。 【Chapter４】・・・2012.7.27 OA 桐野から、顔を変えるよう指示された青野は、手術で新一の顔になった。同時に告げられた、街を出るようにとの指示に反し、みなとみらいをさまよううち、青野はかつての自分の顔をした男に出会う。彼もまた、手術で顔を変えた直後だった。
